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真剣に取り組んでこそ、わかることが多い

東條:久保田さんは、本当に色々な活動を広い視野をもってされていてすごいなと思うんですけど、常に不安と向き合っている感じなんですか?

久保田さん:元々が劣等感の塊なので、何をしても他の人にはかなわないっていう感じがあるんです。

バンドをやっても上手い人なんていくらでもいるし、仕事でも自分よりコードを書ける人なんていくらでもいて。

ある程度の達成感は仕事で得られるんですけど、それと同時に、登頂したのにもっと高い山が他にあって「次はこれに登らないといけないのか…」みたいな絶望感を味わうんです。

そういう意味で不安は常にありました。 そして、この不安とどう向き合っていこうかって思ったときに、性格上、次の高い山を登るのを諦めるという選択肢を取りました。

多分スペシャリストには向いてないって思い、それなら何かを掛け合わせて生きていこうって。

東條さんだとファイナンスとスタートアップを掛け合わせているように、私の場合はエンジニア×心理学。

一つの分野ではなく、掛け合わせた分野で生きていけるってわかったので、多少不安が薄れたのはありますね。

それと、不安は人によって違うことに周りを観察する中で気づいて。 私は劣等感からくる不安だったので、「そもそも劣等感って何で出るんだろう?」って思ったときに成長したいからなんだとわかったんです。

そう気づくと、今不安を感じてるってことは、自分はもうちょっと頑張りたいと思ってるんだなって俯瞰的に感じれるようになりました。